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むかえた4thダウン残り2yd。道工はギャンブルをチョイス。引き離しにかかるつもりだ。
QB垂水の選択したプレーは、RB高野名(#84)へのパスだった。これを受け取った高野名は、右サイドを駆け上がり、タッチダウン。高野名はエンドゾーンで小さくガッツポーズ。集まってくる選手たちを待ち受けた。
道工 21−0 北大 しかし、手放しで喜べない点差。相手は北大なのである。
道工のキックで試合再開。しかし、これをタックルミスも重なり、北大に50yd付近からの攻撃を開始させてしまう。
これを得点に繋げたい北大OFF、しかし、交代違反等で思うように攻撃を出来ないでいる。これに付け込み、道工DEFにビックプレーが転がり込んでくるのだった。
2ndダウン残り15ydのシチュエーション。北大はパスを選択。これを受け取ったのはDBの畠山(#25)だった。
畠山のインターセプトにより、道工は北大陣45ydからの攻撃を奪取。駄目押しのタッチダウンに繋げたい。
その気持ちとは裏腹に、ランを北大DEFに完封されてしまった道工OFF。あっさり攻撃権を放棄することに。北大は自陣20ydからの攻撃を開始することとなる。
翌北大OFF。パスを3つ続けたものの、ここでも反則、DB高野名の好カット等があり、ここも3回の攻撃で相手を退かせることに。ここのパントキックでもまた、北大に大きなミスが起こってしまう。
またもパンターの頭上を大きく超えていくスナップ。エンドゾーンを転々とするボールを、パンターはやむなくエンドラインの外へと蹴り出してしまう。セーフティーである。
道工 23−0 北大 思わぬ追加点、道工に勝利が傾き始める。残り時間は6分弱。
北大のキックで試合再開。このキックが左のサイドラインをわってしまい、道工は50yd付近から攻撃を始めることとなる。
ランで時間を潰す道工OFFだったが、1stダウンを更新するまでには至らず、パントキック。ここも垂水(#9)の好キックにより、北大は自陣15yd付近からの攻撃を強いられてしまう。
ここで道工守備の弱点となる、DB陣が攻められてしまった。
簡単にパスを通されてしまい、ボールを簡単に前にと運ばれてしまう。残り時間は少なくなってはいくものの、道工サイドには「逆転されるかも」といったプレッシャーが襲い掛かる。
この不安を断ち切ったのは、2年生DB、神山(#34)だった。
北大QBの放ったロングパスを、DB神山ががっちりキャッチ。このインターセプトにより、道工はターンオーバー。北大陣30yd付近からの攻撃をもぎ取ったのである。残り時間は3分弱。
この道工OFF。1stダウンの更新には至らなかったものの、4thダウンでフィールドゴールを選択。キッカーは垂水。
約47ydのフィールドゴールトライ。ボールはゴールバー手前で失速してしまう。追加点には至らなかった。
北大陣30ydからの北大OFF。北大は反則で罰退させられたものの、その後、ロングパスを決められて、ボールは一気に道工陣40yd付近まで。迎えた3rdダウン、ここでDLの蝦名が相手に引導を渡すビックプレーを生むこととなる。
相手OLを抜き去り、QBに襲い掛かった。QBサックである。この次の4thダウン、北大はギャンブルを敢行。しかし、このプレーもDL蝦名はQBサックに仕留めあげたのだ。右手を高々と上げ、サイドラインの歓声に応える蝦名。このターンオーバーにより、道工の勝利は確定。ランプレーを3つ重ねたところで試合終了の笛がフィールドに鳴り響いた。
道工 23−0 北大 実に公式戦、初となる北大からの勝ち星をあげた瞬間だった。
サイドラインに帰ってくる選手たち、その顔に笑顔はない。選手たちはわかっている。
ベンチに礼をし、見に来てくださった父母、OBの方々に礼をして選手たちは試合後のストレッチに向かった。その顔にも、やはり笑顔はなかった。
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